クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第7番 オーマンディ(75)

2010.12.11 (Sat)
オーマンディシベ47
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(75、RCA)は正攻法で図太い演奏。
響きは決してゴージャスとか派手なものでない。
しかし、オーマンディの強い意志が全編を支配し、終結は感動的。
録音はスコティッシュ・ライトカテドラルで中域が厚い音で響きは少なめ。
無音時に若干ハム音あり。

演奏は冒頭から自然な流れ。オケの低減がしっかりした音を出すので線が太い。
録音のヌケがもっと良ければと思うがややくすんだオケの響きで比較的地味な進行が続く。
テンポは安定的でどっしり。10分過ぎからの音響のうねり感も素晴らしい。
解説にもあるが14分過ぎのヴァイオリンの旋律にヴィオラ・チェロで
独自の装飾を付けるなどオーマンディらしい。
いくつかの変更は一瞬のものでわざわざやらなくとも演奏の印象に
大きな変化はないと思うのだが。こうしたことにこだわる
この指揮者はノーテンキおいじさんでなく案外繊細でこまかだった。
そして終結。18:58でティンパニをドンと叩かせた後意を決して弦楽が
クライマックスを作りトロンボーンが重なってくるあたりの音楽は見事だ。
その後のフィナーレはオケの音が神々しくオルガンのように響く。
このような終結部は聴いたことがない。

23:45
演奏  A++S   録音 88点

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