クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第2番 モントゥー(59)

2010.12.05 (Sun)
モントゥーシベ2
モントゥー/ロンドン交響楽団(59、DECCA)は古くから名盤とされたもの。
パリ生まれのこの指揮者がなぜこの曲を録音したのかいきさつは不明ながら
正統的な演奏が生まれた。ただし、この曲をこの演奏で馴染んだオールドファンは
刷り込みが起こっているためややひいきが過ぎるかもしれない。
今の耳で客観的に聞くとやや粗さとシベリウスにしてはくっきりしすぎた隈取りに思える。
録音はさすがにデッカ。いまだに生々しい。ただ、強音の金管などは余裕がない。
第1楽章より自然体の演奏が奏でられるが木管の明滅などメリハリがあるし
トランペットのフォルテはかなりのもの。ここら辺は北欧オケと違う感性。
第2楽章も金管の容赦ない力強さに驚くがそれを受ける弦のふとした優しさが沁みる。
第3楽章はよく歌っている。
第4楽章は堂に入っているしオケのなりっぷりもよい。
終結のブラスは今となってはやや無神経なほどにバリバリ鳴る。
モントゥーの髭の生えた優しげな表情とは違いロンドン響全開である。
10:08  14:29  7:00  12:00  計 43:37
演奏  B+   録音 86点

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