クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第6番 バルビローリ(70)

2010.12.05 (Sun)
バルビシベ全
バルビローリ/ハレ管弦楽団(70、EMI)は全集最後の録音で最晩年の記録。
ここでも彼は自分の感じた音楽をやる。
それはシベリウスが狙った方向性と一致しているのかどうかはわからないが独自性はある。
録音はキングスウエイホールで若干のヒスはあるが鮮度は良い。
第1楽章冒頭からの繊細な表情はバルビローリだと感じる。
序奏が終わり進行が始まってもテンポはゆったり。オケが重くないのがよい。
しかし、音がすこし引きずる感触。
第2楽章は室内楽的感触で密やかな音楽。目配りは老いを感じさせない。
第3楽章は激しさがなく素朴なステップ。
終楽章は決然としたアクセントの効いた冒頭。意を決して何かに向かうような演出。
全体的に音に力は無いが、物語を感じさせるような音楽。
独特な情感を盛るのがバルビらしい。

9:22  6:55  3:43  9:43   計 29:43
演奏  A   録音 88点

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