クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第6番 カム(82)

2010.11.15 (Mon)
カムシベ36 ヘルシンキプログラム

カム/ヘルシンキフィル(82、TDK)は思い出の演奏会の記録。
TDKオリジナルコンサートと称して確か葉書で応募して抽選で当たった人が招待された。
私もめでたく当選して今は無き東京厚生年金会館に聴きに行った。
当日はフィンランディアと3番と6番が演奏された。
とにかく曲も演奏も渋いの一言だった。
CDに収録されている音は私が当時聴いた音よりも綺麗で聴けるが、
この会場の音響はお世辞にも良いとは言えなかった。
録音はその来日公演のFM放送音源でマイク収録時のノイズか
少しごろごろ音あるものの先述の通り結構良い。
第1楽章からとにかく演奏はローカルな印象が強い。
アンサンブルなどが今一つの感があるものの木質の手作りな印象。
ピアニッシモを強調することもなく、メロディも粘着性がなくむしろさっぱり。
第2楽章も同じ。
第3楽章もカラヤンのような聴かせ上手さはない。素朴。
終楽章も不器用なくらいだが、それぞれの奏者が自分の音楽という熱気を醸し出す。
弦、とくに低弦の力は素晴らしい。
終結の凍てつくような空気の中、夜の空間に吸い込まれる音楽は凄味をもつ。
本場物の力を見せつけられる。おそらく飽きることのない演奏だ。

9:02  6:21  3:34   11:19   計 30:16
演奏  A  録音 87点

ヘルシンキ来日

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