クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第4番 ベルグルンド(75)

2010.10.20 (Wed)
ベルグルンドシベ全1
ベルグルンド/ボーンマス交響楽団(75、EMI)は4回のこの曲の録音の中では
一番流れがゆったりでリラックスしたムードがあり作為もなく好感が持てる。
第一回目の全集は今や忘れられた存在だが
クールな詩情を湛えた演奏が多く存在価値は十分ある、とこの演奏を聴くと思う。
深い想念の演奏という意味ではヘルシンキ盤の方だが
こちらはこの曲を美しいと思わせてくれる。
録音はアビーロードスタジオでスケールは大きくないがこの曲には適切な音場。
ややハム音あり。

第1楽章の流れは妙に肩に力が入ることなく自然なところが良い。
朝もやの立ち上る森の中の川を連想させる。
終結に至り金管のコラールが登場するころには
山々にも遅い朝がやってきたことを感じさせる。
第2楽章も軽やかさを伴い意味深ぶることはない。
第3楽章も同様のことが言える。あくまで自然。フワーッと引き込まれる。
終楽章は序奏的部分が終わり2:15くらいから
念押し音型の後はぐっとテンポを落とし優しさを添える。
終結は一層テンポを落とし後ろ髪引かれるかのようなロマンティックな終わり。

10:45  4:45  11:15  10:27   計 37:12
演奏  S   録音 88点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック