クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第1番 ラトル(84)

2010.10.05 (Tue)
ラトルシベ1
ラトル/バーミンガム市交響楽団(84、EMI)は表現意欲満載で力感のある演奏。
隆起と沈静の段差が大きく、さらりと流す感じではない。
この曲に何を求めるかでこの演奏の評価が変わろう。
私はラトルの才気がやや作為っぽく感じられた。
録音はバターワースホールで彫は深くなくさっぱり軽い音。
第1楽章は12分近くかけてじっくり展開。録音はそこそこだが演奏自体の劇性も力感も十分。
情熱の燃焼とカタルシスをよくあらわしている。
第2楽章は一転密やかに押し込めた演奏。こうした変転ができるのが
ラトルがただものでないところ。
後半はシンバルを打ち鳴らし激しく盛り上がるがカラヤン盤のような下品さは無い。
第3楽章は突進を見せるかと思いきや横綱的風格。
慌てず騒がずながら終結は凄いアッチェレランドで金管が落ちそう。
第4楽章もいろいろ考えて作っている。粘りを見せながらじわじわと進行。
テンポは動き、良く歌う。とくに後半にかけてはもたれるほどねっとり。
この楽章は私の趣味と異なる。

11:56  10:05  5:41  13:38   計 41:20
演奏  A-   録音 89点

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