クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 フランチェスカッティ(63)

2010.08.24 (Tue)
フランチェスカッティシベ
(↑LP時代はウォルトンとの組み合わせ。国内盤は早い段階で廉価盤で登場した)
フランチェスカッティ/バーンスタイン/ニューヨークPO(63、SONY)は今は聴くことのできない
豪快なオケにヴァイオリンが全く負けずにスカッと弾き切る。ヴィルトゥオーソの時代を感じる。
録音はフィルハーモニックホール(現エイヴェリーフィッシャーホール)で古さはあるが
広い音場を持つ。ヴァイオリンは正面に大きな定位でフィルアップ。
第1楽章は大きなうねりを持つ管弦楽に中をヴァイオリンが凛として泳ぐ。
ヴァイオリンは陽性で明快、中間部のカデンツァを聴くと正面から名技を披露。
オケの全奏は時に激しくここまでやらなくてもと思うことも。
第2楽章も大柄な演奏である。
終楽章はオケが拡散した響きを放つところをソロが切り込む。
そうするとオケが逆襲をかける獰猛果敢。
しかし、このフランスのヴァイオリニストの完全で曖昧さのない技術には舌を巻く。
とはいえこの曲にとってその凄さは一体どうなのかという疑問も同時に湧く。
バーンスタインもかなりやんちゃ。
このコンビのサンサーンスやショーソンなどフランスものは
なかなか雰囲気があって好きだったがこれはちょっと。

14:04  7:01  7:07   計 28:12
演奏  A-   録音 86点

コメント

こんばんは。
バーンスタインBOXで聴きました。
エイヴェリーフィッシャーホールでの収録のせいか?
今一つの録音状態ですね。
29分足らずの高速演奏で、爽快さはありますが
曲との距離を感じさせます。
特に第1楽章はもっと歌ってほしいところです。
少々残念な演奏・録音かと。
影の王子さま
当時のスターン/オーマンディもそうでしたが
北欧のシベリウスという枠組みではなく
ヴァイオリン名曲の一つとして自分たちの
力量発揮というイメージの強い演奏ですね。
今ではこんな風な演奏はないですね。

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