クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第2番 ロジェストヴェンスキー(69)

2010.07.31 (Sat)
ロジェストヴェンスキーシベ全
ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(69、VENEZIA)は全集の第一弾。
爆演ではなく、ドスの効いた、しかしなかなか聴かせる第2。
ロジェベンの全集では一番決まった演奏ではないか。
録音はモスクワ音楽院大ホールで若干のヒスは乗るが当時のメロディア録音の復刻として良好。
音場深く低域が充実している。
第1楽章は才人ロジェヴェンがうまくさばく。穏やかに始まり分裂気質が表れ慟哭する。
なかなか立体的な音楽再現。ロシアンブラスもほどほど。
第2楽章は落ち着いたテンポ。彫りが深く真摯。
第3楽章も浮つくことがない。
終楽章は終始重戦車のようなバス系のブラスが凄味を演出。
展開部に向かう主題が積み重なる場面ではテヌートをかけテンポを落とし、
パーツを分解しながら物々しい気配を充満させる。
重い蒸気機関車がゆっくりゆっくり動きだす。
そして響きはやや異質ながら雄大なフィナーレ。

9:33  14:55  5:53  14:27   計 44:48
演奏  A   録音 86点

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