クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第4番 バルビローリ(66)

2010.07.29 (Thu)
バルビシベ4
バルビローリ/ハレ管弦楽団(66、EMI)は洗練と対極。バルビがこの曲とがっぷりよつ。
しかしてその結果は?不思議な味わいをもった演奏。
これは「下手うま」なのか、「下手の功名?」なのか。
録音はキングスウェイホールで66年のころに比べると低域や立体感が改善された生々しい音。
(新しいリマスター盤による印象)
第1楽章冒頭は物物しい雰囲気でごッツく始まる。この現代音楽のような曲を
なるべく人間のもとに近づけようとする努力。しかし、この曲はそうしたものをよしとしない。
曲と指揮者の悪戦苦闘。
第2楽章もどうも力が入ってますな。アンサンブルの乱れも散見。
第3楽章は切々とした味わいのあるモノローグ。
終楽章はチェロやの独奏などとても苦しそう・・・というかオケ全体が軋むような音。
それが逆にこの演奏に含みをもたせる。満身創痍でよろけながら倒れ込む。

9:56  4:47  11:08  10:27   計 36:18
演奏 A-   録音 86点

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