クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第1番 コリンズ(52)

2010.07.19 (Mon)
コリンズシベ1
(↑LPのジャケット。懐かしい人もいるはず)
コリンズ/ロンドン交響楽団(52、DECCA)は全集のトップバッターであり一番有名な演奏。
昔は1番の推薦盤はこれだった(古い!)。コリンズの逞しさと曲想が合致。
録音はキングスウェイホールでコリンズの全集中では最も古いため豊かさが細い。
ただし、これはBEULAHの復刻CDによる印象(ほかの曲はもっと良いリマスター)で、
LPはティンパニが更にド迫力でもっと低域が豊かだった。DECCAによるCD盤は未聴。
第1楽章は9分という速いテンポで凝縮された迫力の世界。
ややもすれば感傷的なロマン派感傷交響曲にビシッと喝を入れる。
竹を割ったようなブラス、雷鳴のようなティンパニ。
第2楽章も弦の引き締まった表現が見事。
第3楽章は昔この演奏を聴いたとき、これはシベリウスの音楽なのだろうかと思った。
終結にかけて猛烈な燃焼。
終楽章もチャイコ化するのを防ぎもっと即物的でパンチのある表現。
綿々と情緒的に訴えかけるのでなく、グイッと強引にもっていく。
俺について来い!的。
ただし、せっかくのド迫力もLPで慣れ親しんだ包容力ある響きが
再現されていないので細身になってしまっている。
初めてこのCDでこの演奏を聴く人はヒステリックに聞こえるかもしれない。
私は頭の中で補正してしまっている。

9:05  8:42  4:28   11:34  計 33:49
演奏  A   録音 75点

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