クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第6番 バーンスタイン(67)

2010.07.12 (Mon)
バーンスタインシベ4567
バーンスタイン/ニューヨークPO(67、SONY)は多分全集完結のための録音。
何もかも白日の下に晒される。バーンスタインの気持ちが入っていないような気がする。
もしくは彼のやりたかった第6番を活力で満たすという意図は成果を挙げなかった。
録音はフィルハーモニックホールでマンハッタンセンターよりは残響少ない。
ゴロは若干あるがまずは良好なリマスター。
第1楽章冒頭から2分間の主題提示は通常の範囲でテンポ設定だが一通り過ぎると
物凄い勢いで疾走する。弦楽のアンサンブルはそのテンポについていけず綻びを
随所で見せる。指揮者はお構いなし。この頃のバーンスタインにはこんな粗さがある。
第2楽章も何か丹念さがなく寂寥感も感じられない。音の強弱は単調。
第3楽章は付点リズムの扱いが重く、軽やかさがない。
終楽章もドリア旋法を基調とした宗教的雰囲気が・・・漂わない。速い。
疾走する哀しみ、というより疾風怒涛の渦が巻く。落ち着きのない終結。

8:03   5:32  3:54  8:57   計 26:26
演奏  B+   録音 86点

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