クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第3番 ベルグルンド(97)

2010.07.06 (Tue)
ベルグルンドシベ123EOC
ベルグルンド/ヨーロッパ室内管弦楽団(97、FINLANDIA)は第1,2番と同時期の録音だが
編成を小さくしてより内省的な方向に照らしている。この曲を完全に後期の交響曲として扱う。
この禁欲的な姿勢で独自のポジションを占める。
録音はオランダRFOホールでウォームトーン。
第1楽章冒頭から少し聴くとすぐにこの演奏の方向性は見える。
抑制された感情。
力が抜けて物足りないと感じるかもしれない。一種独特の解脱したような世界が広がる。
第2楽章は繊細で室内楽的音楽。歌のテンポ感がよい。
単に心地よいだけでなく心に秘めているものを感じさせる音楽。
終楽章も開放的ではない。しっかりかみしめながら丁寧に音を紡ぐ。
少し大人しすぎるかもしれないが方針は一貫しており、ジワリといい。

10:04  10:41  9:10  計29:55
演奏  A+   録音 90点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック