クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 クーシスト(96)

2010.06.26 (Sat)
クーシストシベvn
クーシスト/セーゲルスタム/ヘルシンキPO(96、ONDINE)のソロは95年の
シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールの優勝者で録音時20歳。
ジャケット写真などあどけない。しかし、正攻法の図太く凛とした音楽は誠に素晴らしい。
録音はフィンランディアホールで音場広く良好。ヴァイオリンの肉付きもよい。
第1楽章のソロヴァイオリンは素直で伸びやかに始まる。一方のオケは意欲満々で
盛り上げもなかなか豪快。しかし中間のカデンツアなどは堂々としたソロだ。
きっと弾きこんでいるのだろう。曲が進むにつれ両者がどんどん乗ってきているような雰囲気。
第2楽章はソロの朗々とした歌が聴きもの。ただし、あいの手のオケのトランペットなど
荒々しく鳴る。指揮者の方が熱血的で二十歳のソロは実に落ち着いている。
終楽章も慌てず騒がず。堂々たる音楽。センチメンタルでなく、どっしりと、
しかし突き抜けようとする意欲が全体から感じられる。
聴き終わってスケールの大きな名演を聴いたという気がした。
とても二十歳の演奏とは思えない。素晴らしいヴァイオリニストだ。

16:27  9:12  7:45  計 33:24
演奏 A+  録音  94点

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