クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第3番 バーンスタイン(65)

2010.06.04 (Fri)
バーンスタインシベ123
バーンスタイン/ニューヨークPO(65、SONY)はこの名指揮者にしては殆ど話題にならない盤。
単売されたことはあるのだろうか?
彼のシベリウスの録音の軌跡は7→5→(7)→3→4→2→1→6の順番だが、61年の5番の
録音のあと暫く間を置いて65年の7番の一部録り直しから再開し67年に完成する。
多分65年の段階で全集が企図されたのだろう。
通常、この3番は最後に穴埋め的に録音される印象があるが、
そうした意味では通俗的な2番より早い段階で取り組まれた。
しかし、ウィーンフィルとの再録音では3、4、6が再録音されなかった。
バーンスタインはこの曲にどのような思いを感じていたのだろうか。
録音はフィルハーモニックホールでやや近いが当時の水準。リマスタリングは良好。
第1楽章はこのオケの特色である低弦の粗いが力強いゴシゴシ音で始まる。
以降全編を通して低弦が活躍する。盛り上がりは豪放。
この曲の持つ荒削りな迫力がむき出しになる。
第2楽章はバーンスタインならもっと歌うかと思ったが比較的淡々。
終楽章は速めのテンポの中で弦の音がぶつかり合う音が面白い。
明るく元気。北欧を感じさせることもなく思索的でもない。
粗さは随所に見られるがただ単に流した訳でもない。不思議な演奏だ。

9:53  8:23  8:02   計 26:18
演奏  ?   録音 85点

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