クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 カン(89)

2010.05.01 (Sat)
カンシベvn協
カン/リーパー/スロヴァキア放送SO(89、NAXOS)はスイーティ。
ロマン派の美しいヴァイオリン協奏曲を堪能できる。
韓国生まれのドン=スク・カンの中庸の美。彼のウォルトンも良かった。
録音はブラティスラヴァのコンサートホールで適度な残響を持ち美しい。
第1楽章が始まると伸びやかなヴァイオリンの音に魅せられる。オケとヴァイオリンは
寄り添うように歩む。ほんのり甘い香りのする独奏。それを優しくオケがサポート。
どんな場面もヒステリックにならない。ヴァイオリンの音色は中太。
第2楽章も適度な甘さをのせて進む。それが何かを押し殺したりするのでなく
素直に歌っているだけなので作為がない。リーパーの指揮も同傾向のため
全体にBGM的と言われるかもしれない。しかし、この協奏曲はそもそも
ヴァイオリンとオケが切った張ったをする曲ではない。
終楽章も優しく始まる。オケのリズムの刻みは丸く控えめ。
あくまでサポートに徹しヴァイオリンが響きの豊かな空間で歌う。
どこがどう凄いとか言うことはないが優しい表情が全編を覆う素敵な演奏。
なお、私の手元には余白にシンディング・ハルヴォルセンなどの北欧ヴァイオリン曲を
収めた盤(8550329)とエルガーの協奏曲(8553233)とのものがある。
多分当初の企画は前者だろう。その組み合わせが良い。

15:52  7:52  7:25   計 31:09
演奏  A+   録音 91点

コメント

初めまして♪
安曇野さん、こんにちは。
優しい感じのクラシック紹介ですね。

安曇野さんの人柄が伝わってきそうです♪
クラシックLOVEさん、こんにちは。
クラシックを聴きだした頃は一般的に評価の高いとされる
演奏を探して聴いていましたが、最近はあまり振り向かれ
ない演奏にも素晴らしいものがたくさんある、
ということを強く感じるようになりました。
また、色々な演奏が曲の多様な面を発見させてくれる
ことに無邪気に喜んでいたりします。
仕事の合間のブログ、素人ですが、
お読みいただきありがとうございます。


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