クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第7番 渡邉(82)

2010.04.12 (Mon)
渡邉シベHO47
渡邉暁雄/ヘルシンキPO(82、TDK)は福岡の演奏(1月28日)のもので
①1番②4番③7番が演奏された。このコンビの演奏はすべての作為を排除した自然なもの。
それはこの曲にとって最も大事なものかもしれない、と感じさせる。
録音は福岡サンパレスのライブのFM音源で響きが十分あり美しい。
演奏については何もコメントができないくらい全てがまっとう。
どの音も飛びだしたり絶叫したり繊細さを強調したりの過度な表情がどこにもない。
テンポは落ち着いたインテンポ。それでいて底流に熱いものがある。
これは実演のなせる業か。この曲の前に演奏された4番などに比べ確かに火照っている。
とくに終結に行くに従って温度が上がる。
とはいっても一線を越えて音を割るようなことはしない。
この厳しいまでの抑制が心を打つ。
なぜか?
人や自然界には破ってはいけない掟があり
その一歩手前で止まることに美しさを感じるようにできているのではないか。

22:02
演奏  A+   録音 87点

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