クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第1番 バーンスタイン(67)

2010.04.02 (Fri)
バーンスタインシベ123
バーンスタイン/ニューヨークフィル(67、SONY)は3/2の演奏会を終え3/14に録音されている。
音が荒れアンサンブルもラフ。その荒削りさが魅力の演奏とも問題点とも言える。
終楽章は竜巻のような演奏。
録音はフィルハーモニックホールで全奏では幾分伸びに欠け飽和。
第1楽章の冒頭は表情豊かなスタンリー・ドラッカーのクラリネット。
それが終わるとやや荒れ気味のニューヨークの音が元気に飛び出す。
バーンスタインの感じたままの演奏。今まで聞こえないような音があっちこちから舞う。
百鬼夜行。
それぞれの音は洗練されず(録音もあり)麻のキャンバスに色をぶつけるような乱暴さ。
第2楽章もデリカシーは弱い。弦のざらついた感触が印象的。
第3楽章はザクザクした弦、ごつごつした金管。
終楽章は冒頭より力感が凄い。右からの低弦が攻撃を仕掛けトランペット、ヴァイオリン、
ティンパニがどかどかぶつかり合う。ロマンティックに高ぶるのでなく即物的ともいえる
音の衝突だ。中盤に入ると加速し迫力を増す。バーンスタインの面目躍如。
再現部での拡大された歌も豪快。アンダンテといえども安らぎは無用。
終結までエナジーの発散を続ける。日本人にはヘビー。

10:24  9:12  5:00  11:46   計 36:22
演奏  荒(A-)   録音 85点

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