クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第6番 セーゲルスタム(90)

2010.03.28 (Sun)
セーゲルスタム旧シベ全
セーゲルスタム/デンマーク放送交響楽団(90、CHANDOS)はこの人のおおらかな
荒っぽさがデリケートなこの曲とミスマッチしている感。
録音はデンマーク放送コンサートホールで高域に寄ったクールな中に夢幻的な響き。
但し低域の豊かさ量感に欠ける。
第1楽章は10分ほどかける保有盤最長の演奏。
出だしの持続音から引き伸ばされ耽美的な線を狙っているよう。
但し、終結部などクレッシェンドの強さ、パウゼの長さなどやややりすぎ感がある。
第2楽章も遅めのテンポ。本来ならもっと美しくてもいいのだが音の出し方などがやや粗く、
テンポ感と表情のベクトルが違う。
第3楽章もアンサンブルの精度やフォルテの強烈さが気にかかる。
終楽章の出だしは何かを訥々と語りかけるようなかみ締めた表現。
その後も展開もテンポは伸縮し強弱の振幅は大きく、物語的演奏。
しかしその変化の大きさにオーケストラが戸惑っているような場面があり、
縦の線が揃わない場面も。
もうすこし繊細な味わいが欲しい。

9:58  6:34  4:00  11:00   計 31:32
演奏  B+    録音 90点

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