クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第6番 ラトル(86)

2010.03.22 (Mon)
ラトルシベ46
ラトル/バーミンガム市交響楽団(86、EMI)は 明快で溌剌とした力強い演奏。
正面突破の潔さは良いがこの曲に私が求めるものとのギャップを感じたのも事実。
録音はコヴェントリーのウォーリック芸術センターのバターワースホール。
適度な残響を伴い良好な音質音場。
第1楽章は明晰な音楽。ムードに流れることなく音符をくっきり音にしており、
明快な録音がそれを捉える。バスを受け持つ弦や木管のゴリゴリ音も入っており
それらが一種の逞しさを演出する。
第2楽章第3楽章も同じ路線。この曲のもつ儚さよりも純音楽的アプローチで
その魅力を正面から伝えようとする。音は粗くならない範囲でしっかり鳴る。熱気もある。
終楽章も熱演。指揮者のウッウッという唸りが入る。
しかし・・・この曲はこのように汗を飛ばしながらやらなくてもいいのではないだろうか。
若き指揮者はこのオケをしっかりコントロールしており自分の意志を
徹底させているのは立派。終結部のロマンもドラマティック。
しかし・・・である。

9:09  6:18  3:49  10:25   計 29:41
演奏  A-   録音 90点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック