クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第3番 デイヴィス(03)

2010.03.15 (Mon)
デイヴィスLSOシベ37
デイヴィス/ロンドン交響楽団(03、LSOlive)は確信的な力強い演奏。
前半遅く終結は熱狂的ともいえるもの凄いスピード。
淡い感じのシベリウスではなく筋骨隆々でややマッチョな感じ。
北欧様式とは違うが、彫は深く説得力もある。
録音はバービカン、ライブなのだろうか?弦は近接くでくっきりとられる。
客席ノイズはほとんどないのに指揮者の唸りが入りすぎるのが難点。
第1楽章はワンフレーズごとに確認するようなアクセントが付く。
重心は低く個性的な表情も合間に見せる。全体的に足取りがしっかりして逞しい。
11分半かけてかなり濃厚な味付け。第2楽章も遅いテンポで粒だつ。
ピチカートの1音1音に意志が感じられる。表情が細かくつき揺れるアンダンテ。
ここまでやるとややわずらわしくこの曲の儚さが遠のく。
終楽章のテンポは前2楽章とは異なり速め。しかし濃厚で意志的な表情の刻印は
しっかり。終結にかけてのたたみかけるような加速と迫力は鳥肌が立つ。
ロンドン響も素晴らしい。この演奏の後には盛大な拍手があったはずだ。
この曲でこれほど興奮させることは難しいだろう。

11:26  11:05  8:19   計 30:50
演奏  濃A    録音 91点

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