クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス ヴァイオリン協奏曲 ベル(99)

2010.03.10 (Wed)
ベルシベvn
ベル/サロネン/ロサンゼルスPO(99,SONY)は抜群のオケに美音のベルが乗っかる。
野太くないので第1楽章など美しいが第3楽章ではややオケが勝ってくる。
ここはオケがすばらし過ぎる。
録音はドロシーチャンドラーパビリオンで良好な空間。オケとのバランスも良い。
第1楽章の冒頭は抑制の中にストレートな美音を響かせる。
決してか細いだけの音でなく時には決然とした強い音も持つ。
カデンツアなどいざというときは時間をかけて歌う。濃厚というより凛として力強い。
引き締まったサロネンのサポートもこれ以上ないくらい。
録音のバランスもあろうがベルの美しさを際立たせている。
第2楽章はベルの歌はスイーティ。テヌートを多用した分厳しさは抑制される。
オケの明快なリズムとヴァイオリンのテヌートの交錯が際立つ。
第3楽章はオケが分厚い音を出す。その分ベルが対抗しきれていないかも。
ベルの技巧は誠に素晴らしく最高音も余裕を持って美しい。
若い割にはしっかりポルタメントもかけてくる。
録音も含めて御馳走だった。
併録のゴルドマルクのヴァイオリン協奏曲は珍しいが、この演奏で聴くと素敵な曲。

16:38  8:03  7:22   計 32:03
演奏  A+   録音 95点

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