クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第4番 チェクナヴォリアン(76)

2010.02.27 (Sat)
チェクナヴォリアンシベ45
チェクナヴォリアン/ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団(76、RCA)は面白い組み合わせ。
この指揮者はシベリウスの1,2、4,5番を録音している。
レコード会社は何を企図して録音したのか?
RCAはこの少し前にオーマンディで完成度の高いシベリウスを録音しているのに、
同じ曲をアルメニア人指揮者に任せた。特にこの4番はシベリウスの奥座敷。
で結果はいかに?
録音はバーキングタウンホールで音場豊かで暖かい響き。
第1楽章はロイヤルフィルの豊満な響きが印象的。
時にティンパニの雷鳴など爆と思わせる部分もあるがそれほど異端ではない。
第2楽章は4分そこそこの駆け足。オケ自体は美しい。
後半は金管が不思議なきしみ音。
第3楽章は音楽がやはりせわしない。響きかが独特でショスタコーヴィッチの4番を想起する。
終楽章はグロッケンに鐘を使用。しかしそれよりバズーカホルンの抉るような絶叫が凄い。
さすがロイヤルフィル。
これほど活気に満ちた4番も聞いたことがない。最後はブラスの咆哮。
爆演を期待するこちらも不謹慎だが、終楽章で応えてくれた。
シベリウスの4番ではこれが限界だろう。いっそのことアルメニアフィルで聞きたかった。

9:27  4:01  9:31  8:40   計 31:39
演奏 変B+    録音 86点 

コメント


管理者のみに表示

トラックバック