クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第6番 リーパー(90)

2010.02.22 (Mon)
リーパーシベ16
リーパー/スロヴァキアPO(90、NAXOS)はなかなか良い。
ナクソスではこの後ペトリ・サカリが全集を入れているので今や省みられることは
ないかもしれないが、この人の癖のない音楽観がシベリウスにあっていると思う。
特に第6番のように自己主張をし始めると手に負えない曲には指揮者もオケもいい按配だ。
幻想曲的な趣の曲にはこの緩さがいいのかもしれない。
録音は同オケ本拠地コンサートホールで残響の多い空間で
クールトーンでこれまたこの曲に合致。
第1楽章は優しい肌触りでさらさら流れるように音楽が進む。
広大な空間を取り立て繊細でもなく荒っぽくもなくさらさら流れる。
第2楽章も空間の中を弦が同じリズムを刻み続け不思議な感触。
第3楽章も音楽の調子は同じ。速めのインテンポで残響を巻き上げながら進行。
終楽章、悲しいほどにさらさらいく。夢幻の中を行くような響き。ドラマはない。
ひたすら淡く。終結の加速はほんとに哀しさが走る。終結の長い弦の持続音。好きな演奏。

8:12  5:38  3:29  9:24   計 26:43
演奏  A   録音 90点

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