クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第2番 プレートル(67)

2010.02.20 (Sat)
プレートルシベ25
プレートル/ニューフィルハーモニア管弦楽団(67、EMI)は近年ドイツ物でも見直されて
きているこの指揮者の珍しい60年代の北欧もの。
期待はしたが、やはりというか緩い不思議なシベリウス。
録音はタワーレコードによる復刻でヒスと荒れはあるものの音場適切、左右分離くっきり。
第1楽章は穏やか。テンポも緩やかに流れフォルテも鋭く切り裂くようなことはない。
ここら辺がフランス人のセンスかもしれない。
第2楽章もおっとりすすむが金管のコラールの表情や弦のテヌートは独自の艶っぽさ。
後半になるとトランペットのきつい音なども出たり何か一つ演奏方針に一貫性が欠ける。
第3楽章は両端は激しさがあるが中間部は牧歌的。全体的に田舎風ののどかさ。
終楽章も音がテヌート気味で粘着性を帯びている。緊張感の持続が難しい不思議なテンポ。
オケのレベルは高いがこのテンポにうまく合っていない面も。
楽器の扱いもなにかあっけらかんとしたもので、金管の吹奏は少しノーテンキな感じ。
脱力系の音楽が続く。終結部はティンパニのロールの繰り返しがしつこいくらい
オンマイクで入ってくる。第1楽章の出だしは案外いけると思ったが
徐々に違和感が出て終楽章は残念ながらつまらなかった。

10:27  13:10  6:17  14:51   計 44:45
演奏  B+   録音 85点

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