クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第1番 オーマンディ(77)

2010.02.19 (Fri)
オーマンディシベリウス1RCA
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(77、RCA)は指揮者4回目の録音。
1935(ミネアポリス響)、41、62そしてこの77年盤。相当好きで自信のある曲なのだろう。
ほかのシベリウスの演奏態度とも違う主情的な演奏だ。
この指揮者にしては相当歌っているしオーマンディ独自の手が入っている。
録音はこの時期の録音場所であるスコティッシュライトカテドラル。
RCA録音の最終時期で伸びやかさは最高とは言えないがアナログの安定感ある音。
第1楽章はオーマンディの自信の塊りのよう。積極的な表情とメリハリでこの曲を
思う存分鳴らす。旧録音対比一段と恰幅もいい。シンバルが派手だが、それでいて
この第1番の本質を踏み外していないと感じさせるものがある。
第2楽章もゆっくり目でカラフル。相当楽譜に手を入れ金管を補強している。
ここら辺のセンスは北欧の指揮者や最近の若い指揮者と違いまことに大らか。
楽章後半でのテンポを落として後ろ髪がひかれるような歌は印象的。
第3楽章は明るい民族舞曲。終楽章は14分もかけて雄大に歌いまくる。
この人のロマンティックな側面。62年盤もそうだがこの曲では一層際立つ。
終結にいたる切々とした泣きの入ったそれでいて骨太の音楽を聴いていると、
これはシベリウスなのだろうかと?と思うが、真実の演奏であることは確か。

11:47  10:06  5:30  14:09   計 41:32
演奏  華A   録音 90点

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