クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 マリナー(86)

2010.01.17 (Sun)
マリナーシューマン全
マリナー/シュトゥットガルト放送交響楽団(86,Capriccio)は
最近の温和な演奏とは異なり想定外。
速いテンポで裏も表もないストレートな演奏。
録音はやや細身の硬い音。ピークではキンキンするほど。
第1楽章からマリナーとは思えない力感にあふれた奔流が聴かれる。
スピードも速いが音はドイツ風にカチッと硬く荒削りなほど。
展開部直前のホルンの下降音型などかなり豪胆ともいえる豪快な吹き鳴らし。
マリナーがアカデミー室内Oを離れてフルオーケストラを思う存分鳴らしている感じ。
第2楽章もぶっきら棒な紋きり演奏。乱暴でややデリカシーにかける。
第3楽章にきてようやく落ち着きを見せる。
第4楽章は音の圧力が強い。強奏時に音が棒のようにやや単調に陥る。
第5楽章は弦など強引なドライブで強弱をつける。
アクセントが明確についたドイツ語的ともいえる演奏。
陰影や含みに乏しいといえばそれまでのきっちり爽やかな演奏。

8:55  5:47  5:32  5:46  5:39   計 31:39
演奏  A-   録音 85点

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