クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 ワルター(41)

2010.01.16 (Sat)
ワルターシューマンライン
ワルター/ニューヨークPO(41,SONY)は貧しい音ではあるが、
やはり偉大な指揮者を実感させる。
ワルターのシューマンがステレオで再録音されていないのが残念。
録音の保存状態が悪く当方所有のSMK64488はSBM処理されているが
マスターに起因するざらざらノイズはいかんともしがたい。音響はデッド。
第1楽章は堂々としているがフレーズごとにニュアンスがありやはりこの指揮者は只者ではない。
力強く進行する中にも歌を持っている。
第2楽章はまさにワルターの歌が花が咲く。とかくぼんやりしがちなこの楽章を巧妙に聴かせる。
第3楽章はさらさら流れる小川のようなチャーミングさ。
第4楽章はニューヨークフィルの重厚な音を活かして荘厳で輝かしい。
終楽章冒頭はテヌートを効かせて始まる(ジュリーニはこの演奏を真似たのか)。
相変わらずそれぞれのフレーズは千変万化のニュアンスを見せる。
テンポ思い切り動かされ強弱の濃淡も自在。こんな演奏は他にない。
最後は堂々と曲を締めくくる。
録音状態はまことに惜しいが演奏だけとれば極めて魅力的。
録音がよければ更にワンランクアップ。

9:13  6:46  4:13  5:31  5:46   計 31:29
演奏  A   録音 72点

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