クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第2番 セル(58)

2010.01.14 (Thu)
セルシューマン全集
セル/クリーヴランド管弦楽団(58、SONY)は良い意味で磨き上げられたダイアモンドのよう。
セルが独自に楽譜に手を入れて音響を整理したといわれるが、
それだけではこのようになることはなく演奏者の高い技術と集中力があってこその演奏。
録音はセヴェランスホール。
この輸入盤のリマスタリングは成功しておりこのコンビの最良の姿を伝える。
第1楽章から完全なバランスだ。いうことがない。唖然とする。
第2楽章は前年のルガーノのライブでは曲芸のような演奏だったがこちらは均整がとれている。
第3楽章は一転11分かけて歌うが背筋がピンとしており凛々しさが漂う。
ロマンの淵に沈み込むのでなくあくまで古典的な清潔感を持っている。
終楽章は明るく弾みながら弦の対話が聴ける。
これはモノラルのルガノライブでは再現出来ない。
クリーブランドの充実した弦。ヴァイオリンとチェロの刻みが左右から明快に聞こえるのは
アンサンブルが密だからだ。厚みは十分あり人数を減らしているわけではないのだろう。
輝かしくきちんとした終結。

10:41  6:40  11:07  7:54   計 36:22
演奏  A   録音 89点

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