クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 ジンマン(03)

2009.12.22 (Tue)
ジンマンシューマン
ジンマン/チューリッヒ・トーンハレO(03、BMG)は第1・第5楽章の前進する軽い躍動感が売り。
但し、一般に期待される「ライン」像とはかなり異なるのでないか。
録音はトーンハレで残響豊かでマス中心。この演奏様式ならもう少しくっきり感が欲しい。
第1楽章からかなりユニークで大オーケストラの奔流を聴こうと期待すると大いに裏切られる。
ピリオド奏法で歯切れよく弾むよう。即興的な木管のトリルなどもピリオド的?
独特なビート感があり軽いが乗せられる。シューマンの濃厚なロマンを想定すると
相当違和感があるだろうが、このビートに馴染むと体がウキウキしてくる。
シューマンがラインを見たときのウキウキ感を巧まず表しているのかも。
第2・3楽章も流れは同じだがやや単調。第4楽章は荘重な感じが希薄。
響きは結構たっぷりだが表情がさっぱり。ピリオド的に徹しているわけでもなくやや中途半端。
終楽章は活気があるがややぶよついた録音が演奏の勢いをスポイル。
小気味いいティンパニが活躍する。輝かしい終結はまぶしいくらい。
ということで中間楽章がやや冴えないのが残念。

9:02  5:46  4:37  5:14  5:11   計 29:50
演奏  弾A-    録音 90点

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