クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第1番 ミュンシュ(59)

2009.12.05 (Sat)
ミュンシュ1
ミュンシュ/ボストン交響楽団(59、RCA)は春の息吹を惜しげもなくさらけ出す
眩いばかりの演奏。ミュンシュはこの曲を好んでいたようでモノラルに続きステレオでの再録音。
録音はステレオ初期のものだがホールトーンなどの条件は良い。
第1楽章の序奏からもう何かが始まる躍動感がある。ヴィヴァーチェに入り弾むような弦が
音楽を前へ前へ突き動かす。前のめりのためアンサンブルは緊張感がある。
再現部の開始を告げる金管によるモットーのファンファーレは
非常に明るく輝かしく屈託がない。
第2楽章は速めの前楽章に対比して落ち着いた展開。
終結でのトロンボーンのコラールのヴィヴラートが懐かしい味。
第3楽章に入ると弾みだすが、オケがボストンなので重厚さを保つ。
終楽章はミュンシュの面目躍如。輝かしく鳴りまくる。
提示部の反復もなく一気呵成のため演奏時間は保有盤中最短。
展開部の最後のホルンの角笛やフルートなどは余裕を持って吹奏されるが
その後はまた喜ばしく跳ねていく。
明るい金管の響きが嬉しさいっぱいでコーダを主導。爽快な終結。

10:05  7:18  5:23  6:15   計 29:01
演奏  A+   録音 85点

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