2023.03.30 (Thu)

ボネル(g)/ディトワ/モントリオール交響楽団(80、DECCA)は中庸を行く。
ボネル(Carlos Bonell、1949~)はスペイン人の両親を持つロンドンっ子。

本盤はデジタル初期のものだがこの後ECOやRPOとの再録音がある。
ボネルはスペイン系だが我々が通常思い描く情熱的な演奏を
展開している訳ではなくむしろ端正。
第2楽章のビブラートは少し前の演奏家の雰囲気を感じるが範囲内。
それに加えてデュトワがいつもながらのそつないバックをつける。
テンポは標準的。全く不足はない。
録音はモントリオール、聖エスターシュ教会でのセッション。
鮮度はほどほどうまくまとまった音。
6:09 10:53 5:10 計 22:12
演奏 A 録音 91点