クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 クライネフ(92)

2017.05.29 (Mon)
クライネフ23
クライネフ(p)/キタエンコ/フランクフルト放送交響楽団(92、TELDEC)は
大らかな力感。

クライネフ(1944~2011)はメロディアに1976~83でプロコフィエフの
ピアノ協奏曲全集を録音してるのでこれは2回目。
その時の指揮者もキタエンコだった(オケはモスクワフィル)。
クライネフとキタエンコ
(↑左:クライネフ 右:キタエンコ)

以前聴いた第1番は気概があったのだが、今回の第2番は穏やか・・・。
おかしいと思って再度ヴォリュームを上げて聴き直したら印象が変わった。
演奏の評価というのは難しい。
コンサートホールでも座る席で聞こえかたはかなり違う。
CDも再生装置・状態のみならずこちらの体調でも大きく印象が違ってくる。

クライネフのピアノは打鍵がしっかりしておりロシア系の逞しさ。
特に第1楽章後半のカデンツアでは迫ってくるものがある。
ただ、ピアニッシモでのニュアンスとなるとリやグティエレスに分がある。

第3楽章でも図太さがにじみ出る。

終楽章ではオケも底力を出し太い。プロコフィエフの屈折した情感の表出
という点では今一歩だが終結の両者の盛り上げは豪快。

このピアニストの人となりは知らないが、なんだか良い人だったのでは。
因みに奥さんはフィギュアスケートの著名なコーチ、タチアナ・タラソワとのこと。
日本では奥方の方が有名かと。
タラソワコーチ

録音はフランクフルト・ドルンブッシュ放送局でのセッション。
先述の通り音量を上げると目覚めるタイプ。
テルデックは一聴では地味なので要注意録音が多い。
帯域も欲張っていないようだが大太鼓も揺るがせで入る。

11:31  2:34  6:42  10:57   計 31:44
演奏   A   録音  93点

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