クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プーランク 2台のピアノのための協奏曲 ル・サージュ&ブラレイ(2003)

2017.05.26 (Fri)
ル・サージュpcon
ル・サージュ&ブラレイ(p)/ドネイヴ/リエージュ・フィル(2003、RCA)は
猫の目的刺激。コロコロ変わる。

この演奏の主導はプーランクに熱心な第一ピアニストのル・サージュなのだろう。
Sage-Eric-05.jpg
テンポと音の強弱の落差を大きくつけて表現意欲が旺盛。
とはいえそれが過度に陥ることなく軽妙さを持つ。
プーランクの本質を衝いた演奏なのだと思う。

第1楽章の緩急のメリハリが強烈。冒頭の激しく突進するアクセントの強い表情と
優しい弱音に包まれた表情の目まぐるしい転換が「プーランク」を強調。

第2楽章は極めてロマンティック。
ポツリポツリ音を切るのではなくレガートが美しい。
フランス映画のBGMで使われたとしても不思議でない。

第3楽章の活動も軽さを伴い雰囲気がある。
短い時間の中で変転する表情が楽しめる。

録音はベルギー、リエージュのザル・フィルハモニークでのセッション。
リエージュ
ヨーロッパは雰囲気のある素晴らしいホールがあちこちにあるものだ。
写真で見る限り豪奢な装飾も伴った大きな空間を感じさせる。
抜けの良い音、量感とともに繊細な空気感がよい。
2台のピアノは中央よりで極端に左右に置かれないので
第1、第2ピアノの掛け合いというより四手による華麗さを追求。

8:06  5:30  5:37   計 19:13
演奏   A+   録音  94点

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