クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ベロフ(74)

2017.05.24 (Wed)
マズア
ベロフ(p)/マズア/ライプチッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(74、EMI)は
ゴツゴツのぶつかり合い。ロマンティックさはそぎ落とす潔さ。
最近の繊細な演奏もよいが、この直截なパワーを聴くと青春の無邪気な一面を感じる。

ミッシェル・ベロフ(1950~)はフランスのピアニストで67年第1回オリヴィエ・メシアン国際
コンクールの覇者。当然フランスもの近代ものに適性があるが、
このプロコフィエフが出た時には驚いた。
(録音のせいもあるかもしれないが)美感より打感重視。
第1楽章の後半のピアノ独奏はバリバリ。
それゆえ荒々しく非洗練の激しさでフランス的といえず意外だった。

対するはマズア/LGOというがっちりドイツコンビ。
これはまさに彼らの響きでドスこい。
金管は昔のヴィヴラートはかかるし、ペッペッという吐き捨てるような音。
時に積極的な主張を見せる。
この相乗効果で全体は岩石のぶつかりのような音楽に。

録音はライプチッヒのVersöhnungskircheでのセッション。
Versoehnungskirche_Leipzig.jpg
教会なのだがそれらしい豊かさというよりも直接的の収録。
あまり美しいとは言えないし懐かしいフォルティッシモでのぎりぎり感もあり。
底力のある音。
同年録音のアシュケナージ(DECCA)盤とは方向性の違う音。

10:15  2:33  5:46  10:43   計 29:17
演奏   剛A    録音 85点

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