クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ポストニコワ(83)

2017.05.21 (Sun)
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ボストニコワ(p)/ロジェストヴェンスキー/ソビエト国立文化省交響楽団
(83、Melodiya)は濃厚露西亜。

ヴィクトリア・ポストニコワ(1944~)はモスクワ音楽院在学中の65年にショパン国際
コンクールで入賞。67年に卒業後69年にロジェストヴェンスキー(1931~)結婚した。
本盤はその夫婦協演となる。
ポストニコワ
ピアノは悠然と太い音を出し、慌てず騒がず進む。
女流と侮ってはいけない。
微妙なタッチに拘泥せずゴジラのような迫力。

これでまたオケが噎せ返るような妖艶幽玄な響きを上げる。
プロコフィエフの「炎の天使」を聴いているよう。
時にグロテスクな金管も登場し雰囲気満点。

こうなると細身のモダニズムとか青春の青白さとは離れる。
全曲通して聴いていると太い道をトラックに揺られている風情。
周りは明らかに今は失われたロシアの風景だが
最初から最後まで一本道だった。
beautiful-russian.jpg

録音はモスクワ音楽院大ホールでのセッション。
現在の聴いているのはヴェネチアレーベルによるリマスター盤。
デジタルの恩恵で大太鼓を伴う全奏フォルテでも飽和することなく
聴けるのでこの大ホールのホールトーンを安心して味わえる。
低域の量感が十分だが高域のキラキラ感が薄いのは
そもそもの演奏に起因することかも。

12:39  2:42  7:35  12:01   計 34:57
演奏   露A   録音  91点

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