クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第7番 オーマンディ(64)

2017.04.25 (Tue)
オーマンディベト全
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(64、SONY)は堅固で巨大。
低域からどっしりピラミッド型でびくともしない。
よく言われる「ゴージャス」なフィラデルフィア・サウンドは感じず、
ドイツのオケと言われれば信じてしまう。
面白さを感じるかといわれるとどうだろう。とにかく立派なのだ。
小細工無用の自信が漲る。

第1楽章は悠然とした展開。メトロノームが意識された最近のものと違い
リピートなしで13分半。最初から最後までインテンポで押し通す。
ドラマは無いが虚飾もない。

第2楽章もひたひた9分半。一つ一つ実に丁寧な歩み。
ベートーヴェンが書いた精緻な書法をゆっくり呈示。

第3楽章も変わりなし。急ぐことは無い。
大編成オーケストラを鳴らしているのであまり速くすると音が重複する。
それを避けているのか。ピリオドを聴いた耳からすると重いリズム表現。

終楽章もインテンポで押し通す。このオケの低弦がいい音。
男性的だが全体のバランスは崩さない。
アッチェレランドで興奮をあおることは無いのだが、なんだかすごい迫力。
やはりこの曲は凄い曲なのだ。
ormandy.jpg

録音はフィラデルフィア・タウンホール。響きは相応にあるスケール感ある音。
RCAに移籍した後弦がキンキンした録音もあるのだがここでは豊麗。
細部の明晰さはそれほど追求されないが力のある音。

13:37  9:29  9:39  7:18   計 40:03
演奏   厚A    録音  87点

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