クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第7番 ラトル(2002)

2017.04.13 (Thu)
ラトル78
ラトル/ウィーンフィル(2002、EMI)は不思議ちゃん。
何かやらねばという意欲満タン。
単にベーレンライター版使用ピリオド奏法を取り入れた演奏、
と片付けられない。

ウィーンフィルの従来のボウイングを変えてノン・ヴィブラートで
室内楽的に弾かせる。フレーズ内での音の強弱も極端につく。
これをブラインドで聴いたらウィーンフィルとはわからない。
全体のテンポを遅くとり、意欲的な表現なのだが、
それが聞き手をどう揺さぶるかが問われる。

第1楽章はどっしりゆっくり。あっちこっちからいろいろ引き出す。
第2楽章は感動物語を聞かされているような抑揚。
第3楽章も手練手管。
終楽章はプルトを絞っていることもあり身軽であるが重厚な迫力はない。
普段は浮き上がらないようなパッセージが出てきたり、
音楽が不思議な伸縮を繰り返す。

面白いかもしれないが感情移入できなかった。

録音はムジーフェライン大ホールでのライブ。
聴衆が入っているのがプラス。適度な吸音によって音がすっきりしている。

14:10  8:25  8:28  8:55   計 39:58
演奏   不   録音  91点

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