クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第7番 カラヤン(83)

2017.04.10 (Mon)
カラヤン47
カラヤン/ベルリンフィル(83、DG)はシニアの光。
カラヤンは89年7月に81歳で亡くなる。よって本盤は70代半ばの演奏。
高齢化社会とは言え70を過ぎればだいたいの人は一線から離れる。
しかしながらカラヤンはこの時点で衰えを感じさせない。
(↓1983年のカラヤン)
1983karajan.jpg

この演奏、スピードは速いままだし、爆音型は相変わらず。
ただ、全編に漂う張りつめ感が77年盤に比べて僅かに減少。
77、78年のティンパニの音も少し大人しく(テーリヘン?フォーグラー?)
よって豪放な印象が薄らいだ。
といっても普通の演奏からみれば非常識なほど豪快なのだが・・・。

カラヤンが得意としたベートーヴェンの「第7番」。
1941、51、59、62、77、78、83年の録音を振り返ると
70年代後半に行きつくところまで行ってしまった感がある。

本盤の若干の印象の希薄化は加齢による衰えというよりも
カラヤンの演奏スタイルがもうその先の行き場を失ったのではないか
ということを感じさせる。

とはいえ、カラヤンとしては『デジタル録音』でベートーヴェンの
交響曲全集を残さなければいけなかったのだろう。
70代にしてやらなければならないと感じて挑戦する。
シニアの光なのだ。

録音はベルリン・フィルハーモニーでのデジタルセッション。
同じ場所の77年盤よりもワンワンする感じが減少している。
これも演奏の印象jに落ち着きをを与える要因だろう。

11:11  7:40  7:28  6:24   計 32:43
演奏   A    録音  91点

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