クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第7番 カラヤン(77)

2017.04.09 (Sun)
カラヤン1977 7番
カラヤン/ベルリンフィル(77、DG)は問答無用の絶頂。
とにかくこれだけ豪華な音響を聴ければ文句は無い。

カラヤンの数度のベートヴェン交響曲全集の中で一番ギラギラ。
事の是非はともかく、巨大オケ軍団で豪放に鳴らし時に鉄槌を打ち込む。
この後80年代にピリオド派が登場するのは近代スーパーオケが行きついて
しまったことをこの演奏を聴いて皆が感じたからではないか。
当然、ベートーヴェン本人がこの演奏を聴いたらショック死だろう。

第1楽章から巨大な緊張感が覆う。
情動を揺さぶる姑息な選択は無くパワーで押し通す。

第2楽章もいつものカラヤンだが音楽がとにかく大柄。
どんな時も低弦が不気味。

第3楽章は中間部でヴァイオリン群が持続音を極めて強く押し出す
のが印象的。アクセントが鋭角に打ちこまれる。

終楽章はいきなりトップスピードで、弦のみならず金管も咆哮しまくる。
スタート1分後半からティンパニーのロールが響き渡る。
4分半以降は大音響の渦。
異常な興奮という意味では78年盤ライヴだが、
これもライブ並みに燃えている。

録音はフィルハーモニーでのアナログ・セッション。
聴衆が入っていないので残響が原音にかかるため、
全奏はワンワンしてしまう。
同じ会場でも83年盤の方が抑えられている。
低域から高域まで澄んでいるとは言えないが量はある。

11:25  7:57  7:18  6:25   計 33:05
演奏   頂    録音  90点

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