2017.04.08 (Sat)

カラヤン/ベルリンフィル(78、PALEXA)は本気のライブ。
セッションとは違う音圧の嵐。
そう、カラヤンは実演では猛烈な音で聴衆を圧倒していた。
このCDでもこれでもかというエナジーの放射で威す姿が記録されている。
特に終楽章はセッション録音でもカラヤン・スピードなのだが
ここではそれに加えて白熱の絨毯爆撃。
フィルハーモニーの中が暴風雨状態.。

ちょっと暴力的ですらあり聴衆がかわいそう。
金管打楽器セクションの前に位置する木管群は難聴になったという
伝説も本当のように思える。
録音はベルリン本拠地のライブ。放送用音源か?
海賊盤ではないようで、音はまとも。
勿論この時期の正規のセッション録音に比べると
分離やヒスは望むべくないが、会場の空気感は伝わる。
フィルハーモニーは聴衆がいる方が適度な吸音が効きよい。
10:53 7:57 7:12 6:25 計 32:27
演奏 射 録音 85点