クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第7番 フルトヴェングラー(50)

2017.03.26 (Sun)
フルトヴェングラー全集
フルトヴェングラー/ウィーンフィル(50、EMI)は言うまでもない歴史的有名盤。
個人的にはフルトヴェングラーって凄いんだ、と気づかされた音盤。

以前は聴き過ごしていたが当方保有CDでは終楽章3分半頃、
音楽が静まった時に女性の声や紙をめくる音が聞こえる。
SPを再生しながらLPマスターテープを作る際に混入したのかも。
これも今となってはご愛嬌。
とにかく貧しい音なのにこれだけ人を興奮させる音楽を作るのは
やはり驚くべきこと。

終楽章のコーダでウィーンの低弦が唸りをあげる中
全体が加速して行くマッシブな迫力はピリオドには絶対出せない効果。
歴史考証的にこの演奏スタイルが正しいかは疑問だが、
正しいことと感動は別物である。

この演奏は第1~3楽章が極めて遅いテンポでどっしり深みに
入り込むようなつくりのため、終楽章の狂気が浮き立つ。
フルトヴェングラーは天性の演出家だ。

録音はウィーン・ムジークフェラインでのセッション。
各種復刻盤がだされているので評価は色々だろうが
現在聴いているのは音が比較的いいとされるイタリアEMIの復刻CD。
ヒスゴロは止むをえないが音割れなど無くまとまった音に聞こえる
(LPでは低弦のコル・レーニョ的バキ音がもっと生々しかったような記憶)。
音が静まった時に雑音が目立つが盛り上がりでは雑音がマスクされる。

12:54  10:14  8:37  6:51   計 38:36
演奏   唸   録音  70点

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