クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 ケンペ(72)

2017.03.01 (Wed)
ケンペ58
ケンペ/ミュンヘンフィル(72、EMI)はドイツの規範。

ケンペ(1910~76)はこのオケと71~73年にベートーヴェンの交響曲全集を作った。
ケンペ再評価の時期でこの全集は75年レコード・アカデミー賞を獲った。
ただ当方はケンペのブルックナーやブラームスはすごく好きなのだが、
ベートーヴェンは今一つピンと来ていない。悪かろうはずはないのだが・・・。
まじめすぎるからだろうか?
ケンペミュンヘン

特に8番は全体を通して奇異なところは一つもなくテンポは当時の普遍的なもの。
オケの音色は渋く場合によっては古色蒼然。
いかにもドイツのガッシリ伝統芸を聴いているような感覚になる。
それに比べると同じコンビでもブルックナーやブラームスは(渋いのだが)
もっと解き放たれていたような。
製作がこちらはBASFに代わっていたことも印象に差が生じたのかもしれない。

録音はミュンヘン、ビュルガーブロイケラーでのセッション。
ケンペ収録風景
ここは大きなビアホールだったところで戦中はナチスに利用されたりしていたが、
70年代はレコーディング会場として利用された。
(79年に取り壊し、現ミュンヘンフィルの本拠のガスタイクは1985に完成)
音響ははっきり言ってあまり良いとは言えず、デット気味で潤いがなく
低域の量感や強さが伝わらない。ティンパニの音が潰れるのも気になる。
独エレクトローラによる収録だが
どこまでが会場のせいでどこまでがスタッフのせいかはわからない。

9:47  4:02  5:11  7:52   計 26:52
演奏   A-   録音  85点

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