クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 ジンマン(97)

2017.02.27 (Mon)
ジンマン78
ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(97、ARTENOVA)は
喜遊曲的軽量快速。
楽聖のイメージを木っ端みじんにした怪演。

ロマン派的演奏では、この第8番は第7と第9の間に挟まれた目立たない曲。
こうした演奏で初めて曲の真価が発揮されたのかもしれない。
全曲23分で出現した時には驚いたが、現在はシャイー盤が最速か。
しかしシャイー盤はここまで気楽ではない。

編成が小さいこともあり、スピードはあるが各楽器の動きが明快。
太鼓の音もポンポンいい感じ。
ドライブ時などで気軽に聴ける愉悦感あるベートーヴェンでもある。
あまりに軽くて心に来るものが無いといわれればそれまでだが、
吹っ切れたようなチャレンジ精神に拍手を送りたい。

録音はチューリッヒのトーンハレでのセッション。
名ホールの音響は十分。編成は大きくないため余裕を持った収録。
動きの速さもしっかり捉え粒立ち適度。
8:14  3:50  4:16  6:40   計 23:00
演奏   挑   録音  93点

コメント

疑似古楽器奏法
ジンマンのベートーヴェンの交響曲は全曲聴きました。
オケを極限まで追い詰める高速テンポは古楽器オケだからこそ活きるのでは?
このジンマン→ラトル→シャイーと続いたモダン・オケの「疑似古楽器奏法」は
どちらつかずな印象です。
その点では、ノリントンの新盤は彼らより一頭地抜きん出てる気がしました。
No title
ベートーベンの演奏スタイルもすっかり
変わってしまいました。
色々聴いていますとそれぞれの時代のスタイルの演奏でも
説得力が違うのが面白いところですね。

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