クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 クレンペラー(58)

2017.02.25 (Sat)
クレンペラー18
クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(58、EMI)は徐々にクレンペラー。
最初は流麗、後半はボコボコ感が出る。

カラヤンがベルリンに行ったあと、ウォルター・レッグは全くタイプの違うクレンペラーを
使いPOとベト全を作った。
1959_klemperer.jpg
この指揮者の音楽はくっきりしておりステレオ期を迎え彼の採った両翼配置が効果を見せた。
左から第1Vn→Vc・Db→Va→第2Vnという並びがよくわかる。

第1楽章最初聞いたときにクレンペラーの演奏だろうか、と思った。
流れが非常によく推進力がある。弦を中心に木管がアクセントを添え金管は抑制。
同じくPOでも手に汗握るのは55年カラヤンの方だ。

第2楽章の縦のアクセントを強調させるのはこの指揮者らしい弦の掛け合いが面白い。
カラヤン盤で右から聞こえたコントラバスは左から聞こえる。

第3楽章は真っ当。

終楽章は落ち着いた歩みでどっしり感がある。
アクセントの置き方にクレンペラーらしさがある。カラヤンよりもずっとドイツ的という感じ。

録音はキングスウェイホールでのセッション。
この会場でのステレオ収録がこなれてきた時期で最初期よりも奥行きが出ている。
マスで捉え響きはほどほど。くすんだ音であるのは仕方ない。

9:42  4:28  5:11  8:14   計 27:35
演奏   A    録音  85点

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