クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 シェルヘン(65)

2017.02.21 (Tue)
シェルヘン
シェルヘン/スイス・イタリア語放送管弦楽団(65、MEMORIES)は必死。

その昔、ヴァーン・メディアからシェルヘンのベートーヴェン交響曲が
次々に出た時には爆演の名を欲しい儘にした。
そしてこの第8番も突出した演奏だった。
シェルヘン指揮

シェルヘン(1891~1966)は1954年RPOとこの曲をウェストミンスターに録音しているが
それもまたえらく速い演奏だったが、本盤はそれを更に上回る。
発売時は冗談のようなスピードと揶揄されたが、近時ベートーヴェンの指定の速度での
演奏が増えてくるとこの演奏はあながち奇怪なものでなく、正当なもののように思える。
ある意味時代を先取りしていた?

ただ、この演奏はただ速いだけではなく異様なテンションが特色だ。
指揮者の要求するスピードに食らいつくためにオケが必死になったことと、
スタジオライブで指揮者の感興もマックスということだったのだろう。
リハーサル模様を聴いているとものすごい情熱で死の前年74歳とは思えぬ力感だ。

録音はルガノのオーディトリウムRTSIで聴衆を入れてのライブセッション。
rtsi.jpg
残響少なく近接音。明瞭だが音の厚みは少なく平板で薄い感じ。
しかしライブ収録と考えればこの時代のものとして十分聴ける。

7:10  3:54  4:04  6:36   計 21:44
演奏   跳   録音  85点

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