クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブラームス ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編) ラトル(2009)

2017.02.16 (Thu)
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ラトル/ベルリンフィル(2009、EMI)は堂々、堂に入っている。
ラトルが得意とする曲でおりにふれて取り上げている。

このコンビは2004年のアテネでのヨーロッパコンサートでこの曲を演奏した。
その時の映像は放映もされたが会場(ヘロド・アティクス音楽堂)も含めて
実に印象深いものだった。
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その五年後に録音されたこのCD。
『室内楽版では到達できないブラームスの深遠に迫るラトル。
シェーンベルクの編曲に生き生きと反応。』という宣伝文句も納得させられる。

第1楽章冒頭からベルリンの深々とした音にゴージャスなスケール感を感じる。
ラトルの指揮は丁寧で力まず余裕を持って歌いあげる。
呼吸感も実に決まっている。

第2楽章第3楽章も落ち着いたたっぷりした演奏。
シェーンベルクよりブラームスを感じさせる。

終楽章では本領発揮。
ぶっといベルリンの音を活かしながらも破綻の無いスピート感を併せ持つ。
ベンツでアウトバーンを走る感覚?終結はド迫力。

録音はベルリン・フィルハーモニーでのセッション。
低域からたっぷり感がある。ただ、この会場の録音でいつも思うのは
もう少し立体感と締まりがあったら・・・ということ。

14:02  8:38  10:34  9:03   計 42:17
演奏   A+    録音  91点

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