クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブラームス ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編) ライスキン(2006)

2017.02.15 (Wed)
ライスキンPQ
ライスキン/ライン州立フィルハーモニー管弦楽団(2006、CPO)は真っ当。

このオケはコブレンツの歌劇場のオケとしても活動しているが、
1654年宮廷楽団として誕生したというから相当な歴史。
(1919年設立のラインランド=プファルツ州立フィルとは別団体)

コブレンツは人口10万人のライン川沿いの小都市だが、
NEU_Deutsches_Eck_Koblenz.jpg
ドイツの場合はそんな街にも立派な技量のオケがある。

ライスキン(1970~)はサンクトペテルブルグ生まれで
dirigent_1.jpg
2005~08年このオケの首席だった。
もともとヴィオラ奏者で当方もブリテンの協奏曲の盤を保有している。

さて演奏だが全く奇を衒わないし主情的でもない。
基本的にインテンポで進み、凭れることが無い。
ブラームスらしい落ち着いた響きが基調。
オケの音がしっとり収録されておりこの曲をじっくり味わうことができる。
ただ真面目すぎるので、もう少し踏み込んで欲しくもなる。

なお、本盤の併録はブラームスのクラリネット・ソナタ第一番を
ベリオが管弦楽伴奏つきに編曲した珍しいもの。
実演で一度だけ聴いたが(シェーンベルクとは違い)実に渋い編曲。

録音はコブレンツのライン・モゼル・ホールでのセッション。
Rhein-Mosel-Halle_01_Koblenz.jpgRhein-Mosel-Halle,_Großer_Saal
どちらかというと体育館のような会議場だが、知らずに聴くと
下手なコンサートホールよりいい音場だ。
シューボックス型で適度な響きが弦を滑らかにする。
CPOの録音陣もセンスがよく上質感のある音がする。

14:16  7:37  8:53  8:59   計 39:45
演奏   A   録音  94点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック