クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブラームス ピアノ四重奏曲第1番 アルゲリッチほか(2002)

2017.02.14 (Tue)
アルゲリッチ
アルゲリッチ(p)、クレーメル(Vn)、マイスキー(Vc)、バシュメット(Va)(2002、DG)は
表現主義のインフルエンザ。

このCDの解説にはこの曲の録音に土曜から水曜日まで費やしたと記されている。
この大物4人でこれだけの時間、大変コストはかかっただろう。
仲間たち
ともかく、冒頭よりち密に組み立てられた大ぶりな迫力ある表現。
各自の息があっているかはともかく
振幅の大きな表現だが全く破綻していない連動はリハの賜物。

演奏はピアノのダイナミクスが大きくそれにつられて
皆が憑かれたように表情過多な演奏を展開。

第3楽章のうなりを伴う身振りの大きさなど、うわっと圧倒される。
終楽章の疾風怒濤はすごい。前後はぶっ飛ばし中間部ではぐっと溜める。
見て見てと一生懸命言っているよう。うーん、室内楽としてどうなのだろう。
これを聴くならオケ版を聴いた方がゴージャス感を味わえる。

なお、本盤は
”2003年度レコード・アカデミー大賞銀賞&室内楽部門受賞”
の「名盤」である。

録音はベルリンのテルデッック・スタジオでのセッション。
teldec studio
どうせ缶詰になるならどこか自然のきれいなところで収録した方が
肩の力が抜けたのではないか。
演奏のスケールは大きいが録音空間は大きくない。
微妙につまりを感じるのは録音というか強音で濁りが出ているのかもしれない。

13:18  7:35  10:51  8:10   計 39:54
演奏    A-    録音 91点

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