クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブラームス ピアノ四重奏曲第1番 スターンと仲間たち(89)

2017.02.09 (Thu)
スターンアックスマラレード
アックス(p)スターン(Vn)ラレード(Va)マ(Vc)(89、SONY)は恰幅どっしり。
「アイザック・スターンと仲間たち」による演奏。
常設の四重奏ではないがよく集まっていたメンバー。
気心知れたというか、スターンを中心に楽しげだ。

この曲はピアノとヴァイオリンが2軸になる演奏が多いがここではチェロが
大きな比重なのが特色。スターン(1920~2001)はこの録音時70歳前、
全く技巧に問題ないかといわれると少しヨレている感じもある。
これはお達者さんの味わいなのかもしれない。

全体的におおらかな表情で激しく起伏するわけではない。
ただ、ヴァイオリンとヴィオラが同じ旋律を弾く場面など音が
重なってしまっていて単調な歌に聴こえる。中間楽章など大味な面も。

一方終楽章は緩急が見事で、歌も十分。ピアノは舌を巻く巧さ。
全体に明るい色調でほっこりさせてくれる。
これもやはりスターンの人柄なのだろう。アメリカらしいといえばいえるかもしれない。
92年米国グラミー賞受賞のアルバムだ。

録音はニューヨーク・トロイ貯蓄銀行音楽堂でのセッション。
troyhall2.jpg
troy hall
天井が高く響きが良い。マイクは近接だが伸びよく収録。
ピアノが奥にあるのでこの音が全体をかき消すこともない。

13:33  8:01  10:09  8:05   計 39:48
演奏   A   録音  90点

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