クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブラームス ピアノ四重奏曲第1番 ドムス(87)

2017.02.08 (Wed)
ドムスブラームス
ドムス・アンサンブル(87、Virgin)は繊細でたおやかな歌。幽玄絶美!

ドムスはイギリスの常設のピアノ四重奏団。
団体名の由来はジオデシックドーム*を簡易のコンサートホールにして
各地で演奏を行うところからきている。
*球面を模した正二十面体を基本骨格とし、規格化された三角形の部材を
組み合わせ、できる限り大きな内部空間を得る構造
p-domes.jpg

演奏はデリケートで美しい。
メンバーがお互いの音を聴き密やかに会話する。それぞれを慈しむような丁寧さ。
スタープレーヤーがおらず常設のこの編成ということもあろうか、
誰も我を強く押し出すことない。
domusメンバー

弦の表情はセンスがよくヴィヴラートは伸びやかで、
ピアノは低域の安定感と高域の煌めきが素敵。

第3楽章など両端の水性の儚さと中間部の行進の逞しさの妙。
終楽章も乱暴になることなく、プレストの中でヴァイオリンがしっかり歌う。
丁々発止の演奏もありだが、この演奏を聴くと室内楽の良さを感じる。

録音はロンドン、ウッドサイドパークの聖バーナバス教会でのセッション。
St_Barnabas_Church_.jpg
ヴァージンの録音はEMI系のエンジニアによって今一つになることがあるが
これはメンバーが違うのだろう。アビーロードでなくてよかった。
この音響・音場は素晴らしい。透明な空間に拡がる音はなんと心地よいのか。

14:12  8:47  10:17  8:23   計 41:39
演奏   S    録音 95点

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